光ファイバーなどのサービスが本来持っているパフォーマンスを活かすためには、使用するlanケーブルの規格を確認するのが重要です。多くのケースでは光コンセントからの光ケーブルに接続されたホームゲートウェイにlanケーブルでパソコンなどの端末を接続するか、場合によってはブロードバンドルーターやスイッチングハブの配下にパソコンなどを接続する形になります。ここで注意しなければならないのがパソコンに辿り着くまでの経路で1本でも下位グレードのlanケーブルがあれば遅い規格の箇所がボトルネックとなってしまうため大幅な速度低下が発生する事があります。光ファイバーサービスの工事が完了し全ての機器を接続して素晴らしい伝送速度を体感しようとしたら思ったほど速度が出なかった場合は故障を疑う前に使用しているlanケーブルを確認すると1本だけ下位グレードのものだったというケースも少なくありません。
最大のパフォーマンスを得るためには接続する全てのlanケーブルの規格を最も上位のグレードに合わせる必要があり、光ファイバーサービスのスペックが100Mbpsの場合はカテゴリー5の100BASE-TX、1Gbpsの場合はカテゴリー5eまたは6の1000BASE-Tと1000BASE-TX、10Gbpsの場合はカテゴリ7または7Aの10GBASE-Tをそれぞれ組み合わせる事を確認する必要がありますが、オーバースペックとなる場合は下位互換があるので問題ありません。